テレアポで断られると、 モチベーションが下がります。それが続くと、もうやめてしまいたいと思いはじめます。モチベーションを上げるには、何らかの目標が必要です。 1日のテレアポで、何件のアポイントが取れるか、必ず目標を持つようにしてください。
よく言われることですが、目標は紙に書いて、見えるところに貼ると効果的です。テレアポの場合は、スクリプトやリストに書くとよいでしょう。そして、常に見えるところに貼っておきます。
目標が達成できると、上司にほめられたり、営業成績の向上にもつながるはずです。目標達成には、必ず何らかの結果がついてきます。結果が出たら、昼食をいつもより豪華なものにするとか、ほしかったものを買うなど、自分で自分にごほうびをあげてもいいでしょう。これも、モチベーションを高める要因となります。
また、テレアポを数名でやっているのなら、ゲーム感覚でテレアポをすることもモチベーションアップにつながります。たとえば、アポが一番多く取れた人は、上司から食事をご馳走してもらうとか、アポ件数トップの人は、最下位の人から缶コーヒーをおごってもらうなどです。
また、もうひとつ方法があります。モチベーションを高めようなどとはいっさい考えない方法です。
まず、テレアポがイヤ、だということを自分自身で認め、リストの中からもっともイヤなテレアポ先を選び出し、そこからテレアポを行ないます。最初にイヤなところにテレアポをすると、次にテレアポするところは二番目にイヤなところとなります。その次は三番目にイヤなところ・・・・・・。
これをやっていくと、最後は好きなところにテレアポをすることになります。人聞は考え方を変えてしまうと、行動も変わります。私は保険会社に勤務していた時代、もっともイヤなテレアポをしています。保険営業の最初の頃は、友人や知人に保険の話を聞いてほしいと電話をするのですが、これが、実はかなりきついのです。
社会人になってからは勤務時間の違いもあり、それほど多くの友人・知人と頻繁に会っていたわけではないため、ほとんどが久しぶりの連絡ということになります。そして、その連絡が、「保険の話を聞いてほしい」という電話なのですから、電話をもらうほうもさることながら、 かける側にしても卑屈なお願いをしているようで、精神的にかなりこたえました。
なかには、小学校卒業以来会っていない人もいました。家から卒業アルバムを持ってきて電話をするわけですが、声が裏返ったり、なかなか「保険」と切り出せなかったりしたものです。
ある知人からは、絶対に会わないと言われたり、裏で「あいつから電話がかかってきたら気をつけろ」と噂されるなど、苦い思い出が少なくありません。この、一番イヤなことを先にやってしまうと、あとは数段、ラクになります。私は今でも、仕事術のひとつとして、なるべく苦痛に感じることから先にやるようにしています。
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