テレアポの練習方法は、ロールプレイングです。スクリプトに沿って、きちんと話せるようにするには練習が必要です。暗記する必要はありませんが、口になじんでいるようにすることは必要です。
たまに、テレアポされる側になって聞いていると、練習不足で何を言っているのかわからない方がいます。これは、話す内容が口になじんでいないことが原因です。
この練習方法ですが、まずビデオを撮ってみましょう。ビデオは、映像と音の両方が撮れるため、自分自身でチェックするには最良の方法です。
まず、視覚から自分のテレアポをしている状態を確認してください。ここでの確認ポイントは、身振り手振りをしているか、ということです。これで、伝えようとする気持ちがあるかどうかがわかります。一所懸命やっている方は、その気持ちが身振り手振りと表情に出ます。ビデオに撮って、自分で見て、投げやりに感じられるようだと問題です。テレアポの相手には、その何倍も投げやりに聞こえます。
次は音。つまり声のことです。電話は、音声のみのコミュニケーションツールですので、声が一番重要なツールとなります。自分の声を聞いてみてください。ビデオから流れているその声が、お客様へ発信されているのです。
最近では、カラオケで自分の歌をCDにできるので、聞いたことのある方もいるかもしれませんが、変な声だと思いませんか。「自分の声ってこんな声なんだ」と思ったことはないでしょうか?
この声が、他の人が聞いている、あなた自身の声なのです。このイメージだけを覚えておいて、風邪などをひいたときに、どのくらい変な声になっているのか自覚してください。あまりひどい場合は、テレアポを休むことも必要です。
録音された自分自身の声を聞くことによって、他者との違いがわかり、それによって判断基準が生まれます。よいか悪いかではなく、この判断基準を持ち、そこから大きくずれないことが重要なのです。
もちろん、声の質やトーンは人それぞれですので、こだわりはじめるときりがありません。 私はよく、声の質やトーンについて質問されますが、人に不快感を与えないこと、元気であることが重要とアドバイスしています。基本的には、この点をチェックしておけばいいでしょう。
次の練習方法は、人に見てもらうことです。なぜ、人に見てもらうことが必要なのか。自分でビデオを見て悪いところをチェックして直すことができればいいのですが、中には、どこが悪いのかわからない方もいます。ビデオは機械なので、悪いところを言ってはくれません。そこがダメだとは教えてはくれないのです。
そこで、人間の登場です。優秀なスポーツ選手には、必ず優秀なコーチがついています。コーチは練習方法を考えてくれたり、マインドの問題を解決してくれます。客観的に見て、アドバイスをしてくれるのです。
テレアポにも、この客観的なアドバイスが必要です。自分だけでは、わからない悪い部分、逆によい部分も、他人から見るとわかることがあります。 テレアポは、精神的にきつい仕事です。
ぜひ、複数の方でお互いアドバイスしながらやっていくことをお勧めします。また、テレアポの上手な方を交えて、アドバイスをもらうのもよいでしょう。
また、人に見られるのはちょっと恥ずかしいという方には、「1人ロープレ」をお勧めします。1人ロープレとは、自分1人で、テレアポの流れをおさらいすることです。相手の反論な どもイメージしながら、ロールプレイングします。私は、そばに開いてくれる人がいない場合や、テレアポ代行で最初にスクリプトを作成したときなどは、繰り返して1人ロープレを行なっています。
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