テレアポをする際、みなさんが最初にぶつかる問題点として、「もしもし」と言った段階で電話を切られるということがあります。場合によっては、はじめての電話で「だから、いらないって言っているだろう」と言われる場合もあります。
では、この「だから」は、いったい何にかかっている「だから」でしょうか。少し前に同じような電話がかかってきて、断ったはずなのに、またかけてきたのかという「だから」なのかなど、いろいろと考えられますが、歓迎されていないことだけはたしかです。
ここを打破するテクニックは、のちほど解説しますが、ここでは、声質と声のトーンについて説明します。「もしもし」と言った段階で電話を切られるということは、相手がテレアポだとわかってしまうからです。テレアポとわかるのは、ほとんどのアポインターが、同じようなしゃべり方をしているからです。つまり、声質と声のトーンが同じなのです。
たとえば、野球場にはウグイス嬢がいます。彼女たちは、独特の声質とトーンをしています。しゃべると、すぐにわかります。それが悪いということではありませんが、どこの球場のウグイス嬢も同じような感じです。 テレアポでも同じです。だから、「もしもし」と言った段階で、相手にテレアポとわかってしまうのです。
「メラビアンの法則」というものがあります。メラビアンという心理学者が、人が、初対面の相手と会ったときに受ける印象を決定づける要素を分析したものです。この法則によると、相手方に与える印象の 度合(比率)は、「話の内容」が7%、「話し方」(声・スピード・大きさ・テンポ)が38%、「ボディーランゲージ」が55%の割合 ということです。
テレアポでは、「ボディーランゲージ」は 使えませんから、「話し方」、つまり声の質やトーンが重要になってきます。ですから、通常のテレアポの声質・トーンと差別化すればいいのです。
声質・トーンは人それぞれですから、一概には言えませんが、最低限、人に不快感を与えず、語りかけるように、落ち着いたトーンを心がけるようにしてください。そして、ゆっくりとしゃべります。アポインターのほとんどは、早口でまくし立てます。切られないために必死だからです。
しかしこれでは、すぐに切られてしまいます。切られない努力をすればするほど、切られるのです。切られないようにするためには、断られる前提で、逆をやればいいのです。つまり、ゆっくりと語りかけるようにしゃべるのです。
細かいテクニックはいろいろありますが、まず、ゆっくり落ち着いてしゃべることです。これだけで、早口でまくし立てるテレアポと差別化することができます。
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